遺品整理とリフォームの現状
独居の老人が増えている
日本は空前の少子高齢化の時代に突入をしていますが、高齢化は様々な問題点を引き起こしています。
その一つは独居の問題です。かつては老人がいても3世代で住むことが当たり前でしたが、最近は核家族が増えています。核家族も親の世代がそれなりに若くて、子供も小さければ問題ありません。
ですが、子供が独立して家を出ていく頃には、親の世代は65歳を超えていることも珍しくありません。
やがて夫婦のどちらかが亡くなると、高齢者の一人暮らしが始まるのです。
高齢者に対して、子供や孫、あるいは近所の人が頻繁に接していれば高齢者の体に問題が出たときに対処できますが、普段からつながりが薄いと、突然倒れて亡くなった時に、発見が数週間から1か月ぐらい遅れてしまうことがあります。
その時には、遺品整理もそうですが、遺体の回収と特殊清掃、そして場合によってはリフォームをしなければなりません。わざわざリフォームをするのはそれなりに理由があるのです。
特殊清掃の現場を知ろう
孤独死から数週間から1か月が経過すると、夏場であれば死体も腐乱してきます。腐乱した死体はにおいを放つだけでなく、体液が出てきますので、それが床にしみこんでしまいます。
死体を移動させて窓を開けたとしてもにおいが消えるわけではありません。なぜなら、床にしみこんだ体液がそのままにおいの原因になっているからです。
もし、築年数が40年も50年も経過している一戸建て住宅であれば、そのまま解体をしてしまったほうがいいかも知れませんが、賃貸住宅の場合には、そうはいきません。1部屋のためにすべての住人に出て行ってもらい解体をするわけにはいかないのです。
この場合にリフォームをする必要があるのです。リフォームとは、普通のリフォーム業者が行うものとは違います。
また、遺品整理専門業者に頼んでもなかなかリフォームまではしてくれません。では、どうしたらいいでしょうか。
遺品整理とリフォームを同時に行う
リフォームは特殊清掃を心得ている専門のリフォームを行うことで、無駄のないリフォームをすることができます。
なぜなら、特殊清掃を経験している業者ならば、どこまでがにおいの原因になっているかわかりやすいからです。
もし、それがわからないでリフォームをしてしまうとすれば、直さなくてもいいところまでリフォームをしてしまう可能性があり、お金が余分にかかってしまう可能性があります。
また、リフォーム業者も死臭が漂う物件のリフォームはできるだけ避けたいというのが本音です。
そこで、特殊清掃時の遺品整理と同時に建物の部分的なリフォームを専門に行える業者として生活総合サービス企業組合があります。
生活総合サービス企業組合は、専門的な知識を持っているだけでなく、無駄のない作業を行い料金を抑えることが可能になります。
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