遺品処理のやり方を徹底紹介！初心者必見

誰でも一度は経験するのが「遺品整理」です。両親が亡くなったときや祖父母が亡くなったときなどその相手はさまざまなケースがあります。故人との関係によっても遺品整理に対しての考え方が違うものです。

より密に接していた相手や関係性の深い相手になるとなかなか気持ちの整理が付かないことも珍しくありません。そもそも遺品整理とはどんなものなのか？そのやり方も含めわかりやすく解説していきたいと思います。

遺品整理とは

遺品整理は親族や身内などが亡くなったときに、生前使っていたものを整理（片付ける）ことをいいます。そもそも遺品とは特別なものではなく、故人が日常的に使っていたものなど本人にゆかりのあるものすべてを対象としています。

家のなかにある家具や家電もそうですし、洋服なども含めなんでも遺品の対象になります。金銭的な意味合いのものだけに限らず、写真なども遺品として考えられます。

遺品を整理するということは、その人が生きてきた証ともう一度向き合うことでもありときには思い出し悲しい気持ちになることもあると思います。

できれば遺品をそのままにしておきたいと思っていても、住んでいた賃貸物件の条件や相続問題など、さまざまな事情によって早く片付けなくてはいけなくなることもあります。

ちなみに遺品整理の時期に明確な決まりはありません。そのため遺族のタイミングで片付けを行いますが、目安としては法事、四十九日、百日法要などが落ち着き相続人の時間に都合がつく日に行います。

ただし遺品のものによっては早めに手続を行わなくてはいけないこともあります。遺品をそのまま残していると、見るたびに思い出してしまい前に進めない人もいます。遺品整理は残された親族にとっても気持ちの整理をするきっかけになります。

遺品には具体的にどんなものがあるの？

遺品と一言でいってもさまざまな種類があります。たくさんある遺品のなかから必要なものや必要のないもの（不用品）を見直していかなくてはいけません。整理の基本はまずは分別することです。遺品整理の分別のポイントについて解説したいと思います。

1.　貴重品

遺品のなかでも取り扱いが必要なのが貴重品です。法的な手続きが必要になるものですし、その期日が設けられている場合もあります。そのため遺品のなかで優先的に探すこと、生前整理などができれば、貴重品の場所などを確認しておくと安心です。

「通帳」「印鑑」「年金手帳」「有価証券」「契約書類」「権利関係の書類」「パスポート」「マイナンバーカード」「クレジットカード」などが貴重品に該当します。「現金」なども同様で、見つけても勝手に持っていくことのないように注意してくださいね。

他にも貴金属や美術品なども貴重品に該当します。生前「亡くなったらあげるよ」といわれていたとしても、法的な手続きなしに持っていくとあとからトラブルになるので注意してくださいね。

2.　形見

貴重品とは違うものの、遺品として残したもののなかで特に愛用していたものや思い出のある品のことです。形見の基準はその人によっても違いますし、判断が難しいところもあるかもしれません。形見の品を無理に処分する必要はなく、気持ちの整理ができるまで大切に保管しておくようにしてくださいね。

3.　まだ使えるもの

遺品のなかでも再利用できるものは保管しておいてもいいですし、リサイクルショップへ持っていき引き取ってもらえる場合もあります。家電や家具でまだ新しいもの、使っていないものがあれば買取してもらえないか確認してみてください。再利用できるものを処分してしまうのはもったいないですし、故人にとっても使ってもらえるのは嬉しいはずです。