遺品で金品はどんなもの?必要な手続きで覚えておくこと
遺品整理のなかでも特に取り扱いが難しいものといえば「金品」「貴金属」などではないでしょうか。
両親が亡くなり「うちにはそんな金目のものなんてないでしょ」と思っていたら、疎遠になっていた両親の家から想定外の大金や貴金属が見つかったなんてことも少なくありません。でもこういうときどうしたらいいのかわからず、戸惑うこともあると思います。
遺品での金品や貴金属の扱い方も含め解説していきたいと思います。
遺品で金品や貴金属が見つかることは多い
親世代の多くは、大切なお金を銀行に預けるのではなく自宅の「タンス預金」として手元に置いておきたいと考える人も少なくありません。
低金利の時代ですし銀行に預けておくのは不安と話される人も少なくないのです。子どもにはお金はないからと伝えていても、亡くなって遺品を片付けてみるとたんすや仏壇の裏などに隠していることも実際にあるものです。
ただ、ないと思っていたものが見つかった場合、相続人同士でトラブルになることもあります。金品や貴金属などの市場価値のあるものは「遺産相続」の対象になります。
相続の対象になる遺産は、自動車や貴金属などの動産や土地や不動産、有価証券、預貯金、借金(ローン)などになります。逆に相続の対象にならないのは死亡時の退職金や保険金などは対象外です。
遺品整理をプロにおまかせいただく人のなかには「誰に所有権があるの!?」と心配される方もいるのですが、遺品整理で見つかった金品は「相続人」が受け取るものになります。
そのため見つかった人がもらうこともありませんし、お葬式の費用として勝手に使うことはできません。遺品聖地で見つかった金品は相続財産になり遺産分配の対象です。
遺産相続とは?具体的な流れ
遺産相続というと故人が残した財産を残された相続人が引き継ぐことをいいます。遺品を受け取る割合は、故人との関係性によっても違いますし遺言書が残っている場合はそのとおりに分配されることになります。
そのため遺品整理ではまず遺言書が残されていないか確認する必要があります。遺言書を見つけても勝手に開封するのは禁止されていますので、気になっても開封しないようにしてくださいね。遺言書が残されていないときは、「遺産分配協議」によって遺産をどうするのかを話し合います。
この協議は相続人の全員が揃って行わないと無効になってしまいます。協議で話し合った内容を「遺産分割協議書」にまとめて著名し捺印します。この手続が終わったあとの変更はできませんので、内容に問題はないかどうかをしっかりと話し合う必要があります。
遺産について話し合っても解決しない場合は、調停や審判等を行い法定相続分を法律で決めるようになります。遺産相続をいつ行うのかによっても違いますが、相続手続きにはそれぞれ期限があります。
例えば相続時に借金があることがわかり、遺産を放棄する場合は「被相続人の死亡を知ってから3ヶ月以内」など決められています。この期日を過ぎてしまうと、余計にお金を支払う必要が出てきてしまいますので注意してくださいね。
ちなみに遺産相続が終了したあとに金品などが見つかることもあります。そのケースによっても違いますが、相続税の修正申告等の手続きが必要になります。遺産相続のルールはとても複雑なので自分たちだけで行うのは難しく、専門家等に相談するのをおすすめします。
遺品整理の片付けは信頼できる業者にまかせる
遺品を片付けるのは、自分たちで片付けるもしくはプロの業者にまかせることになります。故人との関係によってもやらなくてはいけない範囲は変わってきますが、遺産分配なども含め考えなくてはいけないことやらなくてはいけないことがたくさんあります。
それはあなた以外の人ができることではありません。そのため自分たちで対応しなくてはいけなくなります。また、気持ちの整理がついていないのに向き合うことが多すぎて戸惑うことも多いのではないでしょうか。
遺品整理の片付けは信頼できる業者にまかせるのをおすすめします。
・トラブル回避に繋がる
慣れない遺品整理では金品を見逃してしまうことも少なくありません。遺品整理士資格をもった業者に依頼すれば、遺品の一つ一つを大切に扱いますし、小さな紙切れすら残すことはありません。
中途半端に片付けてしまい部屋のなかにゴミが残されている状態では二度手間になりますが、業者であればそういった心配もありません。相続に必要なものをピックアップすることなど、おまかせできる幅が広くいろいろなお手伝いができると思います。
・負担を軽減できる
遺品の整理をして仕分けるのはもちろん、不用品を回収して処分するなど一通りの作業を任せられると、あなたの負担はかなり少なくなりますね。
遺品の整理はもちろん、回収して運び出し家の掃除をして・・・なんてやっているとどのぐらいの時間がかかるか想像できません。気持ちの整理がつかないなか、片付けるのは簡単なことではありません。できるだけ負担を減らせる部分は減らす工夫も必要です。
遺品整理で業者を選ぶときの注意点
遺品整理をまかせるにしても、本当に任せられる相手かどうかはとても重要です。
業者のなかには遺品整理で出てきた金品等を勝手に持っていってしまったり、処分するような業者もおり、トラブルの元になります。
過去にどのぐらいの実績があるのか?口コミ評判なども含め事前に確認しておけると安心です。実際に見積もりをもらい比較したうえで、「ここなら任せられる」と思える業者を選ぶようにしてください。
また必要なことであっても第三者によって遺品整理を行う場合は、他の相続人に確認しておかないと嫌がるケースもあります。
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遺品のなかに金品が含まれている場合、本当に安心して任せられる業者選びをしないと後々後悔することも…。お客様の満足を一番に考え対応していること、必要に応じてハウスクリーニングなども対応します。遺品整理でお困りの方はお気軽にお問い合わせくださいね。