ごみ屋敷を片付ける方法のわからない人のお手伝い
ゴミ屋敷の片付けは必要だとわかっていても、いざ何から始めたらいいのかわからず戸惑うこともあるのではないでしょうか。ゴミ屋敷という言葉もよく耳にするようになり、随分身近な存在になりました。
ゴミ屋敷というと掃除が苦手な人をイメージするかもしれませんが、誰でもなにかの拍子にゴミ屋敷になってしまうことがありません。決して他人事ではなく、ゴミ屋敷に住んでいる人も増えているのです。
ゴミ屋敷を自力で片付けるための方法やポイントについてもご紹介していきたいと思います。
ゴミ屋敷は自力で片付けることはできる?
そもそもゴミ屋敷を自力で片付けることができるのか、疑問に思う人もいると思います。片付けられないからゴミ屋敷になったのでは!?と思う人もいるのではないでしょうか。
ゴミ屋敷に住んでいる人の状態によっても変わります。例えば仕事が忙しく片付ける時間がなくゴミ屋敷になってしまった人は、時間や気持ちさえむけばゴミ屋敷を片付けるのは難しいことではありません。
友人が遊びに来るとか、彼氏や彼女が遊びに来るきっかけにゴミ屋敷を片付けたいと思い、解消できることもあります。ただゴミ屋敷に住んでいる認識がない人や、ゴミ屋敷になってしまった原因が精神的な問題の場合は、ゴミ屋敷を片付けたいという気持ちだけでは難しいケースもあります。
自力で片付けようとしても気持ちが向かなくなり途中でリタイアしてしまうなんて人も。ゴミ屋敷を自力で片付けられるかどうかは、その人によっても違います。ゴミで溢れかえった室内をなんとなくの気持ちだけで片付けるのは現実的ではありません。
本気でゴミ屋敷を片付けたい!と思えるかどうか、しっかりと向き合っていけるかどうかがポイントです。
自力で片付けのできるゴミ屋敷の程度は?
ゴミ屋敷といっても足の踏み場が少ない程度のものもあれば、ゴミが積み上がって片付けできない状態になっていることもあります。ゴミ屋敷を自力で片付けられるものなのかどうかは、ゴミ屋敷の程度によっても違います。
例えば単身用の1Rや1Kなど狭い家であればゴミ屋敷の量もある程度たかが知れていますよね。ゴミ袋も10袋以内で片付けができると思います。でも2LDKや3LDKなど部屋が広くなると自力で片付けるのが難しくなってしまいます。
なかにはゴミ袋の数が40個、50個など膨大な量になることも考えられますし、自力でゴミ屋敷を片付けるのは現実的な話ではないのです。また、お風呂や洗面所などの水回りが機能しているかどうかも重要なポイントです。
ゴミを避けて掃除したときに、部屋のなかを掃除するのに水回りが機能していないと難しくなります。家のなかだけに限らず、駐車場や庭などもゴミが溢れている状態、人手や片付ける道具がない人などは、自力でゴミ屋敷を片付けるのは難しいと思ったほうがいいかもしれません。
またゴミ屋敷に住んでいても、その空間が快適になってしまっている場合は、片付けられないこともあります。
自力でゴミ屋敷を片付ける方法は?
自力でゴミ屋敷を片付ける場合、そのための方法はどうしたらいいのでしょうか。まずはおすすめの手順について説明していきたいと思います。
1. 手伝ってくれる人を探す
ゴミ屋敷の片付けを完全に一人で行うのは無理だと考えたほうが懸命です。一人だと途中で気持ちが折れてしまったり、片付けるのが嫌になってしまうこともあります。ゴミ屋敷に入らなくてはいけないので、ある程度親しい家族や友人などに相談し一緒に片付けてもらうようにしましょう。
目安として3人以上、3日程度の時間を確保するようにしてくださいね。一日で片付けられるほうがいいですが、実際ゴミ屋敷になると想定している以上に時間がかかることもあります。
2. 道具の準備をする
ゴミ屋敷を片付けるために必要な道具もしっかりと揃えておきましょう。いざ掃除を始めてから足りないものがあって買いに行くと時間が無駄になってしまいます。ゴミ袋やガムテープ、梱包資材などはもちろん、衛生面を考えマスクや軍手なども用意しておきます。
汚れてもいい洋服にエプロンをつけて掃除を行います。また家のなかに生ゴミが多い場合、ゴミを動かすとゴキブリやハエがたくさんいる可能性もあります。部屋全体に駆除剤が届き駆除できるものもありますし、ゴキブリに直接噴射するものもあります。害虫はたくさん出てくるものとして、準備しておくと安心です。またゴミ屋敷の片付けでは、まずは害虫駆除から行うようにしておきましょう。
3. ひたすらゴミ袋に入れる
まずはゴミ屋敷のなかにあるゴミをひたすら袋に入れてまとめていきます。ひと目でゴミと分かるものは迷わず処分してください。入り口から処分をはじめて部屋のなかに入る道を作っていきます。
捨てるかどうか迷ったものがあれば、その時点では放置してしまって問題ありません。ある程度ゴミ袋に入れたあとは、必要なものを本当に残すかどうか検討してみてください。「いつか使うかも!?」と思っているものは処分してしまい、生活を維持するために必要な最低限の荷物と貴重品以外は処分する方向で進めるようにしてください。
なんでも残してしまうと、ゴミ屋敷はいつまで経っても改善されません。ゴミ屋敷にあったものは使える状態にないものが多いので捨ててしまい、新しいものを購入するぐらい割り切った気持ちも重要です。
4. ゴミを搬出し清掃する
ゴミをすべてまとめたら搬出し部屋のなかを清掃していきます。まずはゴミを取り除くrために掃除機をかけ、その後洗剤を使った雑巾等で掃除をしていきます。
こすっても落ちないレベルの汚れもありますので、強力な洗剤を用意しておくと安心です。ゴミ屋敷の場合は掃除が手に負えないほど汚れていることもあります。
ゴミ屋敷の片付けは不用品回収業者におまかせ
ゴミ屋敷の片付けは自力でなんとかできるケースもあれば、どうにもならないケースもあります。荷物の運び出しはもちろん、回収、処分、ハウスクリーニングも含め簡単にできるものではありません。
自力ではどうにもならない汚れやゴミはプロの業者に任せてしまったほうが一気にきれいになり、気持ちも楽になるはずですよ。