終活で別荘を手放すことの意味
コロナの影響もあり「終活」について、真剣に考える人も増えています。自分の死と向き合うことで、最後まで自分らしい充実した人生を過ごすためにも大切なことです。一言に終活といっても種類がたくさんあります。なかでも“使わなくなったものを見直す”ことも終活の一歩になります。終活で使わなくなったアトリエや別荘を手放す意義についてお話したいと思います。もったいないから、自分の残りの人生を考え行動できるようにしましょう。
別荘やアトリエは残しておいても使うもの？
終活について考えたときに、自分の残りの人生で本当に必要なものか、今一度考えるきっかけにもなると思います。安易に先延ばしにしていて、残された家族が相続で揉める可能性がある、また管理や費用面で負担になるのでは？と考えると、自分たちは良くてもそのままにしておくのはリスクになってしまうこともあります。
そもそも終活を考えるきっかけがあるのではないでしょうか。例えば大病を経験し、いつ何が起きてもおかしくないと身を持って経験したとき、自分たちの生活を一度整理しようと終活について考えるようになる人もいるようです。でも今まであって当たり前だったものを手放すというのは、思っている以上に勇気がいるものです。
そこで候補として上がってくるのが別荘やアトリエなどの、年に何回かしか使わない場所だと思います。若い頃は何度も足を運んでいても、年齢を重ねてくると行く機会も少なくなっているのではないでしょうか。ただ「もったいない」を理由にそのままになっている、そんな別荘がある人は、終活を含めて考えたときに、見直すべき場所だと思います。
別荘やアトリエを手放すかどうかを決めるポイント
別荘やアトリエなど手放すといっても、高いお金で購入したものですし、なかなか気が進まないと話す人も多いのではないでしょうか。長く生活をともにしてきたものだと、手放しにくくなってしまうもの。決めるうえでのポイントを紹介したいと思います。
・老朽化は進んでいないか
たまにしか使わない別荘やアトリエは、どうしても管理が難しいので老朽化してしまうリスクがあります。家などの建物は、住むことで定期的なメンテナンスができるから長持ちするものです。でも、風通しもしていない別荘では湿気がこもり、シロアリが発生する原因になってしまうことも少なくありません。別荘やアトリエの老朽化が著しい場合、修理や修繕、状況によっては立て直しなどの費用もかかります。これらの費用を自分たちで負担できるのか、そもそも老後にどのぐらい使うのかを考えたときに、手放す選択をする人もいます。
・認知症などの病気のリスク
年を重ねれば、認知症などの病気のリスクも高くなります。まずはその事実を自分で認めてあげることが必要です。認知症になったときに、代わりに別荘を見てくれる人がいるのか、自分で管理し続けられるのかを考えると、正直難しいと話す人も多いのではないでしょうか。病気になってから別荘を手放すとしても、手続きが難しい、現地に足を運んで荷物の片付けをするのが難しいケースも。そもそも認知症になって別荘を所有していることも忘れてしまうかもしれません。認知症は他人事ではないからこそ、誰もが持っているリスクといえるのではないでしょうか。
・相続で揉めるリスク
別荘やアトリエなど、資産が不動産しかない場合、相続のときに揉める可能性があります。子供が複数人いるなど、資産を分ける場合は、売却してそのお金を分けて…なども必要になってきます。自分が亡くなったあとに家族に揉めてほしくない、できるだけ整理しておきたいと考えると、終活で別荘を手放すことを最初に思いつく人も多いようです。別荘でもコンシェルジュつきになると、毎月の管理費などもかかり誰が負担するのか？そういった金銭的な負担も減らせます。
別荘やアトリエの終活は不用品回収業者におまかせ
めったに足を運ぶことのない別荘やアトリエの終活で、不用品を処分したいと思っている人もいると思います。自宅から運び出し、仕分け、処分などのすべてを代行する不用品回収業者におまかせしてみませんか。別荘のなかで必要なものとそうでないものを仕分け、不用品のみ処分します。経験豊富な業者であれば、誤って処分してしまうこともありません。何度も足を運ぶのが負担になる、別荘やアトリエの片付けも、不用品回収業者で余計な手間をかけずに片付けてしまいましょう。
まとめ
別荘やアトリエなどの片付けに困ったときは、不用品回収業者におまかせください。終活を考えるきっかけは人それぞれですが、やるべきと思ったときこそタイミングです。終活がなかなか進まないと話す人もいるのですが、まずは今までの想い出に対して感謝する気持ちをもちつつ、前に進む気持ちが大切です。終活は、これからの未来をより良い生活を送るために必要なことであり、できることから見直していきましょう。
