田舎に処分前のだれも住んでいない実家が残っている人へ
田舎に処分前の実家があり、処分に困っている人もいるのではないでしょうか。家から全員が出ていってしまい、空き家状態のまま放置しているなんて人もいると思います。亡くなってしばらくは手続きなどで忙しく、つい忘れてしまいがちです。でも、そのままにしていると、管理責任などの問題も出て来てしまいます。実家の処分に困っている人に、どんな方法があるのか、わかりやすく解説していきます。
実家に誰も住んでいない状況、本当に大丈夫?
実家といっても、あなた自身も50歳を過ぎ、両親が高齢で亡くなると足を運ぶ機会がほとんどなくなります。たまに必要なものを取りに帰るぐらいで、そのままになっている人もいると思います。実家を管理する人もおらず、ついそのままになってしまっているケースも珍しくありません。実家の相続をしている、放棄しているに限らず、実家の空き家の管理はしなくてはいけません。これは民法によって定められているものになり、あなた以外の人で相続人がいない限り、財産の管理をしなくてはいけなくなります。例えば、あなたが相続放棄をして別の相続人がいる場合は、実家の管理は必要ありません。そのまま放置していて、相続の手続きも何もしていない空き家は、さまざまなリスクが出てきてしまいます。誰も住んでいない実家は、できるだけ早くどうするべきか考える必要が出てくるのです。
離れて住んでいるからこそ見えないこともある
離れて住んでいると、今現在の実家の状態を把握できていない人もいると思います。自分たちも老後のことを考えるようになると、いくら想い出が残った実家だとしても、そのまま残しておくわけにはいかないなと考えます。実家が今どうなっているのか、定期的に足を運び確認しておくことも必要です。もしかしたら、庭にゴミが放置され不法投棄だらけになっているかもしれません。家が老朽化して今にも崩れそうになっていることも…。周囲の人は気になっているものの、何もしないままになっている可能性も考えられます。実家も帰ることはないとしても、自分が生まれ育ってきた家ですし、亡くなった両親の想い出が詰まった大切な場所です。空き家の状態でどんどん状況が悪くなっているままかもしれません。この機会に実家の様子を一度確認しておき、どうするべきか話し合いをする機会を設けてもいいかもしれません。実家を取り壊すにしても、確認しに行かないと進みません。
実家の片付け、何から始める?
ずっとそのままになっていた実家の片付けをしようと思っても、やることもたくさんあり何から始めたらいいのか迷う人も多いはずです。仕事もあるし何度も足を運ぶのが難しいのであれば、まずは、残しておきたい遺品があるかどうかを確認し、他の不用品は思い切って処分を検討してみてもいいと思います。何年も足を運んでいない、管理ができていない実家の場合は、家のなかの家財の状態も悪く、持ち出せるものがないケースも…。その場合は、家のなかにある不用品の処分を業者に任せて、一気に片付けてしまいましょう。
業者に依頼するメリットは以下の4点です。
・とにかく早く片付くので時間が無駄にならない
・ハウスダストや害虫・害獣などに接触する心配がない
・ゴミの仕分けも必要なく心身の負担が少ない
・実家が離れている場合、金銭的な負担が少ない
など、いかにメリットも多いのかわかってもらえると思います。
片付けが必要なのはわかっていても、気持ちがむかない、やる気が出ないなど、後回しになっている人も多いのではないでしょうか。急ぎでやらなくてはいけないことではありませんし、他に考えなくてもいけないことを考えると、実家の片付けだけに時間はとれません。
効率的な方法で実家の片付けをしていきましょうね。
実家の片付けをするときは、他の家族(親戚)にも伝えること
今まで実家をそのままにしていたぐらいだし、片付けるときに何もいう必要がないのでは?と思っているかもしれません。でも実家の片付けをする前に、一度その旨を伝えておくことが大切です。なかには気が変わる人もいるので、早めに伝えておくと、余計なトラブルになりにくくなります。なかには「私も一緒に片付けたかった」などの理由で、揉めるケースも出てきます。普段、疎遠な相手であってもあなたが知らない想い出もあるかもしれません。一度声をかけておくことで、実家の片付けによる揉め事の防止にもなりますよ。
まとめ
50歳を過ぎて、実家の片付けをなんとかしなくては…と焦って片付ける人も少なくありません。今までそのままにしてきたものの、自分たちも年を重ね、いつ体調を崩すかもわかりませんよね。今の元気なうちに実家についても見直しておくことで、あなたの子どもたちにとっても負担を減らすことになります。空き家の状態であっても、勝手に片付けるのではなく、必ず確認してから片付けること。期限を決めて片付けることも必要です。