おかげさまで平成30年に15周年を迎える事となりました。
日頃よりご愛願いただきましてありがとうございます。
弊社「生活総合サービス企業組合」は皆様のおかげで平成15(2003)年に本組合創立から15周年を迎えることができました。
長年続けてこられたのもお客様のご支援あってのことであり、本来であれば直接この気持をお伝えできればいいのですがこの場をかりまして深く感謝を申し上げます。
弊社は平成15(2003)年12月5日に、三重県の桑名市を中心に北勢地域の皆様が「生活のなかで不便に感じていることを解消したい!」
そんな想いから事業展開をスタート致しました。設立当時は資本金300万円、スタッフ数4名の今よりも小さい規模でスタートでした。
平成15年といえば郵政事業庁が日本郵政公になり、地上デジタルテレビが一部限定で開始された年でもありますよね。
今では当社の行う不用品回収(遺品整理)事業も認知されておらず、当時は高齢化社会などに徐々に注目が集まった時期でもありまだまだスタートしたばかりの年でしたね。
10年一昔ともいいますが、時代の変化はとても大きなものだと感じています。設立当時総合便利屋としてスタートし、会社の名前も「○○便利屋店」とする予定でしたが、そてぞれの得意分野を生かせ協力し合う精神で1つの組合ができる「企業組合」の考え方に賛同し今の形となりました。
地域の発展を寄与する為に中小企業協同組合法に基づく企業組合も設立し、弊社の思いに賛同してくれる組合員を集いました。企業組合を立ち上げる為には発起人4人以上が必要になり、収支予算や役員の選出・事務所を構えるなど決めることがたくさんあります。
当社はただ会社として利益をあげていくだけではなくお客様のお力になる為にも組合員の生活の保持や、地域の人たちの生活力向上を目的としています。
当時は弊社が提供しているサービス内容が日本でもまだまだ認知されていない頃でしたし、大手とは違い慣れない作業をすべて自分たちで行わなくてはいけませんでした。
小規模事業者であるがゆえ、認知されることの難しさや宣伝能力などもありませんでしたし、もともと目指していた地域の便利屋の位置づけではなく、企業の下請け的な仕事ばかりでした。
このままではいけないとその隙間時間を活用して個人客への宣伝活動を行いました。その後予想以上に法人のお客様からの受注が増えその仕事をこなすだけで精一杯となりました。
それでも細々と事業を続けてきた結果、地域の人たちに必要とされる企業として成長していきました。
平成26年には経済産業省が決める第1回「がんばる小規模事業者300選」に選定されました。
当時初めてのことでしたので三重県団体企業中央会からお電話をいただいた際に、私もその担当者の方も意味がわからずに書類や選定理由などを聞き、後から気持ちがこみ上げ社会貢献できているのかな?と嬉しさがこみ上げてきたのを思い出します。
当時、地元桑名市の県立高校産業現場実習としてインターンシップを受け入れたり、子育て支援対策として事務員さんの子どもの社内遊び場の提供なども高く評価されたようです。
その後、平成26年10月「三重県版経営向上計画(ステップ1)」にも認定され、翌年平成27年8月に「三重県版経営向上計画(ステップ2)」の認定を受けました。
三重県版経営工場計画とは
三重県版経営向上計画は、平成26年4月1日施行の「三重県中小企業・小規模企業振興条例」第16条に基づき、創設した制度です。
三重県内中小企業・小規模企業の皆様の経営の向上に対する主体的な努力を促進し、その挑戦を後押しするだけでなく、意欲を引き出すため、多様な中小企業・小規模企業がその発展段階に応じて作成する計画を認定し、中小企業・小規模企業の成長と三重県経済の活性化を図ることを目的としています。
三重県版経営向上計画では、発展段階に応じて次の3段階の申請を行うことができます。
■ステップ1・・・自社の経営課題を解決していこうとする計画
■ステップ2・・・経営課題の解決に向け具体的に取り組もうとする計画
■ステップ3・・・経営課題に対する解決策を本格的に実行しようとする計画
もちろんこういった実績を残してこられたのも、弊社を支え尽力してくれた組合員をなくして語ることはできません。
今後日本は超高齢化社会になりその勢いは年々増していくといわれています。
三重県北勢地域も決して例外ではありません。核家族や孤独死などが社会問題となり、不用品の処分を誰かに依頼することができず自分達でなんとかしなくてはいけない状況が当たり前になりつつあります。
残された子どもたちは、故人の住んでいた空き家や残された遺品をどう扱っていいのかわからずに途方に暮れてしまう人もいるでしょう。
思い出があるものだからこそ片付けることができずに遺品整理ができないという人も珍しくありません。
一昔前であれば家族が協力しあいできたことも、今では一人で片付けなくてはいけない・片付ける人すらいないなど遺品整理ですらも実現しづらい世の中になっているのです。
このような中、平成27年9月に「空き家や遺品整理のビジネスの進出による地域社会への貢献~あなたの代わりに(大切な住まいの見回りやお片付け)を応援します~」をテーマにした経営革新計画に係る認定を受けました。
今回15周年を迎え新たなスタートを切るにあたり弊社にはどのようなことができるのか、常日頃から考え尽力しております。社会問題となっている不用品回収の特に遺品整理の分野でお客様の気持ちに寄り添い今後も三重北勢地域の皆様が困った時に、すぐに駆けつけることのできる地域密着型のサービスを展開してまいります。
ただ数をこなすだけではなくお客様が心から満足していただけるような仕事を心掛けてまいります。
今までの経験と実績をいかしてお客様には期待以上の満足を提供できるように、スタッフ一同が最大限の力を出し尽力してまいります。
困った時は弊社を利用したい!安心しておまかせできるとそんな嬉しいお声を頂けるように努力致します。
地域に愛される企業であり続けられるように誠心誠意心を込めた対応と、笑顔で対応致します。
生活総合サービス企業組合を今後とも格別のご理解とご支援を賜りますように、末永くよろしくお願いいたします。
生活総合サービス企業組合 代表理事 中村隆樹