ごみ屋敷になってします特徴10選
社会的な問題にもなっているゴミ屋敷ですが、誰もが決して他人事ではありません。どんなにキレイ好きな人であってもいきなりゴミ屋敷になってしまう可能性は十分に考えられます。
足の踏み場もないほどのゴミ屋敷には害虫や害獣の危険性もありますし、健康被害や災害時のリスクも考えられます。そんなゴミ屋敷を作ってしまう性格には傾向があります。どんな人がゴミ屋敷にしてしまうのか?
今回は10個のタイプを紹介します。
1. 片付けが苦手
もともと片付けが苦手で、できれば整理整頓なんて考えたくもない…そんな人は意外といるのではないでしょうか。それをわざわざ口にしないだけで、誰からも指摘されることがないのであれば片付けもしたくないなんて人もいます。
家のなかは常に散らかっていたり、足の踏み場がない人もいます。片付けが苦手な人は何から手をつけたらいいのかわからず、その結果ゴミ屋敷になってしまう人もいます。多少の散らかりであれば汚部屋だとか片付けが苦手なのかな?程度で済みますが、周囲の家にも迷惑をかけてしまっていたり悪臭が漂っているような状態であれば片付けが苦手では済まないのです。
片付けが苦手な人の場合は、まずゴミ袋を片手にいるものといらないものを分けるところからスタートしてください。いらないものを部屋の片隅にまとめただけでも気持ちが楽になるはずですよ。
2. 勿体ない精神が強い
ご高齢の人に多いのが戦争を経験しているからこそ、何でも勿体ないと思ってしまいなんでも溜め込んでしまうことです。本当に必要な日用品だけに関わらず、お菓子の包み紙や紙袋なども捨てられずに残してしまいます。
いざというときに使えることもありますが、ほとんど使うかわからないものが大量に残ってしまい、管理ができずゴミになってしまいます。なんでも不用品を溜め込んでしまう人はあっという間にゴミ屋敷になります。物を大切にするのは悪いことではありませんが、ある程度に抑えておかないと収集がつかなくなってしまうのです。
勿体ない精神の強い人は「部屋の中をきれいにするように」と伝えたところで、片付けができるわけではありません。今は物が溢れていて何でも安く購入できることを認識し、価値観を変えていく工夫も大切です。
3. 買い物依存症
特に女性に多いのですが、ストレスを買い物をすることによって解消している人です。なにか嫌なことがある度に買い物をして紛らわそうとしてしまい、どんどん歯止めがきかなくなってしまいます。最初は安いものでも満足できたのに、次第に物が溢れていき高額なものでないと満足できなくなります。
ゴミ屋敷になってしまうと必要なものが見つからなくなり、余計にものが増えていく悪循環になります。買い物依存症の人は物が捨てられないわけではありません。片付けも好きな人が多いので、本気で片付けをしたいと思えればあっという間に部屋の中が片付きます。
またストレスが買い物依存症の状況を悪化させてしまうので、他にストレス発散になる方法を探していかないと根本的な解決にはなりません。買い物をするときはすぐに決済せず、一度考えてから買い物をすると本当に欲しいのかどうか見極めることができます。
4.. 物事を先延ばしにする
なんでも物事を先延ばしにする傾向がある人は、部屋の中が汚くなってきても「後で片付ければいいか」と思ってしまいます。最初はちょっとしたゴミの量だったのに、次第には手がつけられないほどのゴミになってしまうこともあります。
期限が決まっていることでも先延ばしにしてしまったり、締め切りギリギリになって慌てて仕事をするような傾向があります。物事を先延ばしにしてしまうのでだらしのない印象に思われてしまうことも…。
最初から全部を片付けると思わないことが大切です。まずは5分、10分と短時間でも片付けてみる習慣をつけると、ゴミ屋敷の問題が解消されることもあります。計画性を持てないと仕事にも影響しますし、やるべきことリストなどを作って忘れないようにしてくださいね。
5. なんでもしまい込む
家の中に物が多く、片付ける=なんでも棚の中にしまい込んでなんとかしようとしてしまう人もいます。一見行動力がありますしゴミ屋敷とは縁遠いようなイメージもあるかもしれませんが、これは片付けができたとはいえません。
あくまでも視界から消しただけにすぎないので、結果としてゴミ屋敷になってしまうのです。ただなんとなくダンボールや引き出しの中に閉まってしまうので、自分がしまったことも忘れてしまいます。いざ物を使うときになってわからなくなってしまい、結果的にどんどん物が増えていきます。
この性格の人は、定期的に自分が収納した箱の中を整理する習慣をつけることも大切です。一度中身を見直してみると、意外と大切なものが入っているかもしれません。また確認したらその日付を箱の上に書いておくと、あとでみたときも忘れてしまうことがなくなります。
6. 決断力がない
何事も決断力がなく自分で決められない人もゴミ屋敷になりやすい人です。毎日は選択の連続なので、何事も自分で決めなくてはいけないことがたくさんあります。
決断力がないとゴミとして捨てていいのかどうか決められなくなってしまい、ゴミがどんどん積み上がっていきます。決断力は意識的に身につけようとしないと身につかないものです。
決断力がない人は最初から家にある不用品を片付けようとしないこと、毎日ノルマを決めて少しずつ進めていくのをおすすめします。「1日10分片付ける」とか時間で区切ってもいいですし、「今日はこのチェストを片付けよう」など場所で区切るのもいいと思います。
7. 仕事を頑張りすぎる
ゴミ屋敷になってしまう人の多くは仕事が忙しく自分のことを後回しにしてしまいがちです。特に働き世代が多いと言われるのも仕事で神経をすり減らしてしまい、部屋のなかの掃除が後回しになってしまい家の中がゴミ化してしまうのです。
真面目でがんばりやな人が多いので、ときには自分を労る時間を取ってみてもいいかもしれません。仕事に向き合うだけでなく「今日は休む日を作る」など自分に向き合う時間を作るなど余裕ができると、部屋の中の掃除が進むケースもあります。仕事を頑張りすぎてしまう人はちょっとした急速も必要です。
8. 寂しがりな人
ゴミ屋敷になってしまう人の傾向として、孤独感が強くコミュニケーションが少ない人にも多いと言われています。孤独を埋め合わせる為に過度に買い物をしてしまったり、同じものを何度も購入してもので溢れかえっているような室内でないと安心できない人もいます。
寂しい気持ちを何か別のもので紛らわせてしまう人が多く、ゴミが多い空間のほうが安心できると思ってしまうのです。このケースの場合、寂しい気持ちを別のもので紛らわせること誰かに今の状況を話し聞いてもらうだけでも気持ちが楽になります。家族との距離があり気軽に相談できない環境だったり、友人や恋人がいないとゴミ屋敷になってしまいます。
9. ADHD
「注意欠陥・多動性障害」などの障害を持っているとゴミ屋敷化してしまうことがあります。どちらかというと注意力がなく集中力がないので掃除が苦手です。優先順位がつけられなかったり、なんでも先延ばしにしてしまう性格をしています。ゴミ屋敷にしているつもりはないのに家がどんどん散らかっていくと特徴があります。
これらの障害は見た目ではわかりにくく、今ほど騒がれて居なかったので自分がADHDであることに気付けず、「どうして自分は片付けができないんだろう」と苦しんでいることもあります。ADHDの場合、自分で片付けるのは難しいので、誰かが手を差し伸べ一緒に片付けることで問題は解決します。
まずは自分がADHDではないかな?と疑ってみることも必要です。
10. 好奇心旺盛
なんでも興味を持ち、興味の対象や趣味が多い人はゴミ屋敷になりやすい人です。好奇心が強いのは決して悪いことではありませんが、あちこちに手をつけているうちに物が増えていってしまいます。
自分への自己投資として本を買ったりしてそれが読まずに家のなかで積み上がっていませんか。自己成長の意識も高いのですが、それが逆に多忙になってしまい片付けが後回しになってしまうこともあります。汚部屋になっても今興味のあるものが別のところにあると、掃除が手に付きません。
掃除が苦手なわけではないのですが、あちこちに興味が点々としてしまい、掃除に集中できないこともあります。また一度部屋がゴミ屋敷化すると、収集がつかなくなってしまいます。まずは物事の優先順位を決めて片付けるようにしてくださいね。
ゴミ屋敷の収集がつかないときは引っ越しも
どんなに片付けたほうがいいとはいってもすぐに取りかかれない人もいます。でも部屋のなかはゴミがどんどん積み上がって散らかっていく状態であれば「引っ越し」も視野に入れてみてもいいと思います。
引っ越しの荷造り・荷解き・移転などの流れのなかで所持品の見直しが必要になります。正直引っ越しにかかる手間暇を考えると荒療治にはなってしまいますが、新生活をスタートさせる意味でもいいかもしれません。また引っ越しが難しいのであれば、不用品回収業者に任せる方法もあります。
家の中の不用品を一気に片付けたい人や何から手をつけたらいいのかわからない人にとってもおすすめです。部屋全体の不用品を回収することもできますし、自分では片付けられないほど汚れてしまった部屋であっても驚くほどきれいに片付きますよ。
まとめ
ゴミ屋敷化してしまう人の10個の性格について説明しましたが「あれ?自分も当てはまるな」と思った人が多いのではないでしょうか。ようは誰でもゴミ屋敷になってしまう可能性があり、他人事だと思っている人にこそその危険性があるのです。ゴミ屋敷を防ぐためにも日頃から5分でも片付ける習慣を続けるようにしてくださいね