一人っ子の我が子のために、今から考えるべき終活の重要性
近頃は、夫婦の形も多様化しています。そのため、結婚するのがすべてではありませんし、また結婚して子供がいても選択一人っ子のケースもあると思います。そうなると、もし自分が亡くなったときに子どもに負担が大きくなってしまうのでは?と不安に思っている人もいるのではないでしょうか。一人っ子だけではなく兄弟がいても不仲などいろんなケースはあると思います。一人っ子の我が子の負担になりたくないと考えているあなたに、今からできる終活についてお話したいと思います。
子どもに負担をかけたくないが親心!できる限りの準備を
親にとって、まず考えることといえば子どもに負担をかけたくないだと思います。自分が体調を崩してしまったときに負担にならないか、また、亡くなったときに遺産整理などすべて子供に任せることになってしまうなど、先々のことを考えて不安になっている人もいると思います。できる限りのことはしておきたいと思っても、何から始めたらいいのか戸惑っている人もいるのではないでしょうか。
特に子供が一人っ子になると、一緒に遺品整理ができる人がいるのか、困ったときに相談できる相手がいるのかも含め考えてしまいます。すべてを準備するのは難しいとしても、終活も含め考えたときにできる範囲で準備をしておくことはとても大切なことだと思います。誰もがいつかはやってくるそのときに向けて、残された子どもに負担のかからないための準備は、早いうちから進めておくと安心です。また、一度見直したあとも、定期的に確認する習慣を行うことも大切です。
一人っ子の子どもの為にできる終活のポイントは
一人っ子の子どもの為に、まず何をしたらいいのかポイントで紹介していきます。
・子どもに終活について話をしておく
子どもが一人っ子の場合、まずは終活をしたい旨を話しておくことも大切です。両親が亡くなる年齢にもよりますが、いきなり亡くなったときにどんな手続が必要なのか、書類の有無、契約している内容など、どれも聞き慣れないことばかりです。何も準備しておらずすべてが一からになってしまうと大変です。子供に終活について話をしておくことも大切です。例えばお墓はあるのか、管理者は誰か、檀家制度に入っているのか、管理費などこれだけでもたくさんあります。暗い話になるのではなく、お互いの先々を踏まえたうえで終活についての話ができると考える、いいきっかけにもなりますね。
・終活ファイルを準備する
必要な手続き関係の契約書や暗証番号なども含め、ひとまとめにした終活ファイルを準備しておきます。必要な書類が部屋のどこにあるのか探すのは思っている以上に大変です。本人ならまだしも、子供になるとしまっている場所まで知らないケースもたくさんあります。その書類がないだけで手続きが難航してしまうようなケースもあります。
終活ファイルを準備しておくことで、あなた自身も自分がどんな契約をしているのか、解約したほうがいいものはあるのか見直すことになります。意外と昔契約したままになっていて、自分でも忘れていることもあるかもしれません。ファイルでまとめる作業も、時間に余裕がある今だからこそできることです。また、一度作ったファイルも、定期的に見直すことで情報が古くなる心配もありません。
・部屋の不用品を見直しておく
終活の一貫として、部屋のなかにある不用品の見直しも重要です。あなたが亡くなったあとに、子どもが必要なものとそうでないものを仕分ける必要が出て来てしまいます。意外と親子であっても処分するのにためらうものも多く、遺品整理でなかなか片付かなくなってしまうことも。
例えば生前に母親が着ていた着物など、自分は着ないものでも思い出の品として残しておくべきなのか、どれが大切なものだったのかなどわからないものもたくさんあります。部屋の不用品を見直すことで片付けの負担を減らすこともできます。使わない不用品は、買取や処分など片付けまでしておくと安心です。
終活は自分の為でもある
終活についてまだまだ先でいいと思いつつ、こうした家族構成によっては自分にもしものことがあったときに、子どもだけで対応しなくてはいけないなど、心配する気持ちもあると思います。残された家族のためでもあり、自分の残りの人生を見直すタイミングでもあります。不用品に囲まれた部屋のなかで生活したいと思いますか。終活についての意見はさまざまだと思いますが、なんのための終活なのかを考えると、その必要性が見えてくるのではないかなと感じます。終活はあなたのためでもあるのです。
まとめ
一人っ子の子どものためにも、元気なうちの終活をおすすめします。不用品などの処分で困ったときも、お気軽にご相談いただければ引取から対応します。終活は難しいもの、何からはじめていいのかわからないと、諦めてしまう人もいるのではないでしょうか。終活を通していろいろなことを考えるきっかけを作ること、親子で話し合う機会としても最適です。