家の不動産を売却するとき、不用品が残ったままだとNGです
住宅ローンを組んで買ったものの、思っていた条件とは違ったり家庭状況が変わってしまい、自宅を売却することになったなんて人もいるのではないでしょうか。
なかには不動産投資用のマンションや戸建てなど一生の買い物ではありますが、実際に住んでみないとわからないこともあります。
そんな不動産を売却するときに、自宅の不用品の処分に困ることも…。不用品の処分方法で悩んでいるあなたに最適な方法をご紹介します。
家の不動産を売却する理由とは
迷いに迷って購入した住宅であっても、さまざまな理由から住み替えや売却を考える人もいます。
例えば最も多い理由として、「もっと良い条件の住まいに住み替える」人もいれば何かしらの事情によって「資金が必要になった」、「税制改正などの理由から売るタイミングだと思った」「勤め先で転勤になった」など、長い人生何がきっかけで住宅が変わるかなんてわかりません。
ずっと住み続けると決めていた住宅でも、手放さなくてはいけないこともあります。今は関係ないと思っていても、売却を考えることもあるかもしれません。
売却するとき、先に住まいを決めて空き家状態にするケースもあり、なかには物置状態になってしまうこともあります。仕事が忙しくなかなか時間が取れないときや「後で片付ければいいや」と思い先延ばしにしてしまうこともあります。
売却するタイミングで迷っていて、空き家状態のままを続けてしまうと、室内は劣化してしまい価値が落ちてしまうこともあります。例えば窓を締め切ったままにすると湿気がこもるのでカビが大量発生してしまい、部屋中がかび臭くなってしまいます。
排水溝のなかに溜まっている水が蒸発すると、下水の匂いが立ち込めてしまうこともあります。不用品をそのままに物置状態にしてしまうと、家の価値が下がる原因になります。
家を売却する為に空き家にしていても、定期的に窓を開けて空気の入れ替えをしたり、通水作業を行う必要があります。手間はかかりますが、しっかりと建物内の管理をしていないと、大切な建物の価値が下がる原因になってしまうのです。長期間そのまま放置するのではなく、メンテナンスをしっかりと行うことが大切です。
家の売却時に不用品は邪魔になる
家の売却をするのに、基本的に“不用品を置いたままでは売却できない”ので注意しなくてはいけません。売却する家のなかに不用品やゴミが残っていると、トラブルの原因になってしまうこともあります。
なかには不用品があると、家の売却金額がマイナス評価になってしまうことも…。特に家のなかにある「動産」には注意しなくてはいけません。多少の工事を加えれば動かせるものはあくまでも動産になります。よく「エアコンは壁に取り付けてあるので、不動産でいいのでは?」と思う人もいます。
専門家を呼んで簡単に外れるものなので、動産に分類されます。温水洗浄付きのトイレも取り外しの対象になります。逆に不動産に分類されるものとして畳や障子、庭の石などは売却時に片付ける必要はありません。もしどうしても持っていくのが困難な場合、買主と相談したうえでそのまま残すこともできます。
もし売却したあとに残していった家電に何かしらの不具合が出てきてしまった場合「瑕疵担保責任」などの法律的処置が行われることもあります。不具合は事前に1つとして残らず伝えておくことが必要です。家電はなにかの拍子に簡単に壊れてしまうこともあり、不具合になってしまうことも多いのです。
不用品は新しい引越し先に持っていくか、もしくは不用品として処分するのをおすすめします。時間が取れないから不用品を不動産業者で処分して欲しいと伝えると、売却事態を断られることもあります。なかには「不用品を回収して目処が経ってからご連絡いただけますか」などと言われてしまうことも。
不用品の処分まで請け負っている業者はまずいないと思っていたほうが安心です。家を売却するとき時間もなかなか確保できず大変だとは思いますが、処分しておかないと後々損をすることになるのです。
不動産を売却するとき、不用品を片付ける方法は?
不動産を売却するときに、不用品をどうやって片付けたらいいのか迷いますよね。できるだけ余計な手間をかけずに片付けたいと思うものの、やり方がわからない…なんて人も少なくないと思います。不用品を回収する方法について説明します。
1. 自治体に回収を依頼する
不用品の回収方法として最も一般的なのは自治体にゴミの回収をお願いすることではないでしょうか。ゴミ回収センターに直接持ち込んで処分して貰う方法、事前にごみ処理券を購入し指定された日時にゴミの集積所に運び処分する方法があります。
お住まいの地域によっても自治体の回収方法が変わりますので確認するのをおすすめします。自治体の回収は安心感がありますが、その反面自分で運び出さなくてはいけないこと、回収日が基本平日のみなので仕事をしていると、なかなか処分できないといった声もあります。処分費用は安いものの、手間がかかるのが難点です。
2. 買取に出す
自宅の不用品をできるだけ処分ではなく買取して欲しい人もいるのではないでしょうか。買ったばかりのものや、使用頻度が少なくほぼ新品のものなどそのまま処分してしまうのはもったいない気がしてしまいます。
うまくすれば不用品の処分もでき、お釣りが戻ってくるかもしれません。直接買い取りに持っていく方法と自宅まで出張買取をしてもらう方法があります。出張買取ではその手数料分を買取額より差し引かれてしまうので、あまりオススメできません。
また物によっては予想していたよりも買取が安くなってしまったり、なかには断られてしまうこともあるので注意が必要です。見積もりをしっかりと比較したうえで決めるようにしてくださいね。
3. 不用品回収業者に依頼
自宅にある不用品を一気に処分したい、できるだけ手間をかけたくないのであれば不用品回収業者もおすすめです。ゴミの種類の仕分けも必要ありませんし、好きな日時を指定して
不用品の回収ができます。
1個単位より回収している業者もありますが、自宅の不用品をまとめて処分するのであれば「トラック乗せ放題」の処分方法もあります。乗るだけなんでも(危険物以外)はまとめて回収するので、家具・家電など関係なくなんでも処分できます。
家の売却時にできるだけ早く片付けたい人にとっては一番最短の方法かもしれません。自治体に比べると費用もかかりますが、重いものでも荷物の運び出しをしてくれるので自分で処分できない人にとっても不用品回収業者がおすすめです。
ただし不用品回収業者を選ぶ場合、なかには悪質な業者もいるのを忘れてはいけません。回収した不用品を不法投棄したり、当日何かと理由をつけて追加請求をしてくるケースもあります。そこで支払ってしまうと認めたことになってしまうので、「おかしいな」と思ったときは一度考えるようにしてくださいね。
まとめ
家の売却で不用品をそのままにしていると査定に響いてしまうこともあります。早めに片付けて、空き家の状態を長く維持してしまうことのないように注意してください。また忙しいなかで自治体や買取処分を行うのはなかなか大変なものです。一気に処分でき負担を少なくするためにも不用品回収業者のご利用を検討してみてくださいね。計画も立てやすくお客様の時間を無駄にする心配がありません。