人生の終活の為の断捨離の習慣をつけよう
日本は超高齢化社会や核家族などの問題もあり、「終活」について考える人が増えています。元気なうちに老前整理や生前整理をしたいと気になっている人もいるかもしれません。TVでも何かと話題になる終活ですが、実際に自分で準備をはじめようとすると思っている以上に大変だと感じている人も多いかもしれません。
誰もがはじめてのことですし何から手をつけたらいいのか迷ってしまったり、断捨離したくても思っているようにうまくいかないと話す人も。これからの人生をより充実させ、毎日を生き生きとさせる為にもあなたなりの終活をはじめてみませんか。
終活ってなに?
終活はその言葉からもわかるように、「人生の終わりの為に行う活動」のことです。人生の最後を迎える為に、事前に準備を行う活動のことです。終活は人間の数だけそれぞれの形があるので、必ず決まった方法で行ったから正解と決まっているわけではありません。
終活について考え始めるのは主に、子どもが巣立ったり会社で定年退職を迎えるなど人生の転機に立ったときだと思います。これからの人生をどうやって充実っせるべきか考え、自分の老後の為に何ができるのかを考えます。
死生観は十人十色ですし、年代によってもそれぞれ考え方が異なります。終活を行うことによって自分が置かれている今の状況を客観的に博したり、今までの人生を振り返るきっかけになります。これから残される家族のことを考えたり、自分のやり残したことを考え挑戦できないか考えてみたり、自分のできることとできないことを明確にしていきます。
終活は若い世代でも全く問題なく、これからの」長い人生をより現実的なものにして幸せを掴む為に必要なものです。また、遺産相続のトラブルを防止する為にも終活を行う人がいるなど、終活に求めるものも違えば考え方にも違いがあるのです。
元気で判断力があるうちに自分の人生としっかりと向かい合うことがいかに重要なことかがわかると思います。
終活には断捨離が欠かせない理由
そもそも断捨離とは、大きく分けて3つの意味があります。断つ=家に入る余計なものを断つ、捨てる=今持っている不要なものを見直し捨てる、離れる=ものへの執着から開放されるといった意味があります。
人生のなかには自分で無意識のうちに作り出してしまっている重荷になってしまっているものがあります。ときには管理ができなくなってしまい、重く生きにくくなってしまうことも。断捨離は終活のなかの一つとして考えられています。例えば自分の家のなかにある不要なものを整理することで、残りの人生をよりすっきりと気持ちよく過ごしていきます。
家に不要なものを残さないのでいつでもきれいなままの状態を保つこともできます。断捨離では今自分の置かれている状況を理解するのはもちろんのこと、自分の人生を振り返る意味があります。
家のなかにあるものの多くはなんの為にあるのかわからないものもたくさんあります。所持品を見ると何を大切にしてきたのか、自分のポリシーや何を持って生きていきたいと思っているのかが見えてきます。
断捨離を通し自分の人生の終わりはどうしたいのかが明確に見えてきます。また残された家族に何をしてあげたいのか?自分の死後どんな人生を送って欲しいのかを考えていきます。
終活というのは総称のようなもので、そのなかで何を目的に何をしたいのかを考えるきっかけになるのが断捨離なのです。
断捨離は自分の気持ちと向き合いながら進めていくもの
断捨離が必要なことはわかったものの、何からはじめたらいいのか迷っている人もいると思います。断捨離は行う時期や目的によってもやるべきことが変わりますが、終活によって断捨離を行うのであれば、一番多いのは「捨てる」ことです。
家にあるものを見直す機会を作らないと、本当に必要なものなのか・必要のないものなのかを見極めることができなくなってしまいます。とにかく物を大量に捨てればOKと思っている人もいるのですが、それは本来の断捨離とはいえません。
捨てる目的が見えていないままでは断捨離をしているつもりになってしまいます。断捨離は3つの要素が揃ってはじめて成立するもので、いずれかのバランスが悪くなってしまっても成立しないのです。
例えば物を捨てることばかりに特化してしまい、本当に必要なものまで捨ててしまうこともあります。また捨てる一歩位で新しくものを買い続けていればイタチごっこに過ぎなくなってしまいます。ものに対して過度な執着があるままでは断捨離とはいえません。
この辺りの意味を間違えてしまった断捨離では終活ともいえませんし、状況が変わることもありません。
もともとの考え方から変えていかないといつまでも同じような状況になってしまうので、くれぐれも注意してくださいね。また何から捨てていいのか迷ったときは、持っていてネガティブになるものから処分すると本当に必要なものが見えてくるはずです。焦らずに自分の気持ちに向き合いながら進めていくことが大切です。
自分で終活の断捨離を行う手順とは
自分の人生を考え必要のないもの・必要なものを明確にしていき、不要なものを処分すると考えながら進めていきます。終活での断捨離を成功させる為のポイントをご紹介します。
1. ジャンル分け
断捨離を進めるうえでまず行って欲しいのが「ジャンル分け」です。衣類や本、日用品、食器などできるだけ細かくジャンルに分けて見直していきます。このジャンル分けをしないと本当に残したいものがわからなくなってしまいます。ジャンルごとに1つ1つ丁寧に見直していくと、自分にとって必要なものが見えてきます。
2. 大型のものから処分
断捨離では大きな家具や家電を最初に処分するのをおすすめします。細かなものから処分するのもいいのですが、数が多すぎてしまい片付けに時間がかかってしまうことも…。先に家具などの収納道具を処分してしまうと、残しておく選択が少なくなるので自然と荷物を減らし断捨離につなげることもできます。大きなものから小さなものの順番で片付けるようにしましょう。
3. 書類の整理は落ち着いてから
断捨離をスタートすると部屋がどんどんすっきりとしていくのが楽しくなってしまい、捨てすぎてしまう危険もあります。特に意識しなくてはいけないのが重要な書類関係です。なくしてしまうと大変なことになる厄介な書類など、急ぎで処分するのではなく断捨離が落ち着いてから最後に見直すようにしてください。
断捨離で捨ててはいけないものを間違えて処分することがないように、家族に立ち会ってもらいながら片付けていきましょう。
断舎離で出た不用品を処分するにはどうしたらいい?
いざ、断捨離をすると思っていた以上の不用品の量に驚いてしまうかもしれません。「こんなにたくさんの不用品を処分するのは大変なのでは!?」と思ってしまうかも。でも、慌てることはありません。断捨離で出た不用品はじっくりと向き合いながら片付けていきましょう。
1. 自治体の粗大ごみ回収
断捨離で出た不用品を処分する、一番一般的な方法でもあります。費用は比較的安い価格帯で済みますが、ゴミの分別作業を自分で行わなくてはいけなかったり、粗大ごみの手続きを自分で行う必要があります。
一番大変なのは不用品を回収所まで搬出する手間かもしれません。自治体の粗大ごみで処分する場合、自分でやらなくてはいけないことが多い注意点があります。また粗大ごみの量が多いと結局高額な費用がかかってしまうこともあります。
時間に余裕がある人には、向いている処分方法ですが急ぎで処分を考えているのであればおすすめしません。
2. リサイクルショップに売る
不用品のなかでも状態がよくほとんど使っていないものは、リサイクルショップに売る選択もできます。処分費用がかからないばかりか、ちょっとしたプチ収入になるのでお得な法要です。
その分リサイクルショップに持ち込まなくてはいけないので、車などの足がないと難しいかもしれません。また、リサイクルショップは必ず買取してくれるわけではないので、買取を断られてしまう危険性もあります。せっかく持ち込んだのに帰らなくてはいけないこともありますので、十分に注意してくださいね。
リサイクルショップによっては宅配買取や出張買取を選択できる場合もありますが、手数料が買取額から引かれてしまいます。
3. 不用品回収業者
断捨離で出た大量の不用品はまとめて業者に依頼してしまう方法もあります。電話1本で即日回収ができるケースもありますし、ゴミの分別・運び出し・運搬・処分などの一通りの作業を代行しますので、高齢者の方や女性など一人では処分が難しいケースでも問題なく処分できます。
土日祝など平日以外でも回収していますので仕事をしていて平日の回収が難しい人にも最適です。不用品回収業者に依頼するとその分費用もかかりますが、トラック乗せ放題などお得な処分方法もあります。自宅にある不用品の種類はさまざまだと思いますし、トラックに乗せられる分だけ一気に処分できるので、不用品回収業者を使うのをおすすめします。
不用品回収業者のなかには遺品整理に慣れている方もいますし、遺品整理士などもいるので断捨離について相談しながら進めることもできます。
不用品回収業者は便利なサービスですがなかには悪質な業者も存在します。回収した不用品を不法投棄してしまったり、価値ある品を価値がないという人います。本当に信頼できる業者かどうかしっかりと見極めるようにしてくださいね。
まとめ
人生の終活の為にも断捨離をしてみませんか。残された人生をより充実させる為にも必要なものとそうでないものを見直すことはとても重要なことです。断捨離というと捨てると思ってしまいがちですが、必要なものを見直すタイミングと考えるようにしてくださいね。終活の断捨離ででた不用品は、業者に任せてみませんか。