戸建てを手放し介護施設に加入する為の片付けについて
介護施設に入居するので家にある不用品を片付けたい。そんなご依頼をいただくこともあります。ご主人が亡くなり一人で生活しているのが寂しい場合や、足腰が弱くなってしまい一人で買い物をするのが辛くなったなど理由は様々です。
息子夫婦に迷惑をかけたくないからと介護施設に入居を希望する高齢者は増えており、いざその時になるとどうしたらいいのか迷ってしまうものです。
当社ではその際の不用品の片付けなどをお手伝いしています。
なかには息子・娘さんから実家の不用品回収についてご連絡をいただくこともあり、介護施設に入居後の家の片付け問題は誰にでも経験する可能性があるのです。
実際にまだ直面していないので全然考えていないなんて人もいるかもいれません。事前に決めておくとスムーズにできることもありますので、年末年始の帰省の際などいい機会だと思って話しておきたいものですね。
ご本人からご依頼頂く不用品の回収の場合
介護施設に入居が決まると気になるのは空き家状態になってしまう家のことです。なかには今住んでいる家を息子夫婦に生前贈与としてあげたいと考える人や、子供もおらず誰も住む人がいないのでこの機会に売ってしまおうと考えている人もいるでしょう。
売るにしても家の中にある必要なものと必要でないものを振り分ける必要があります。介護施設に持っていくもの、リサイクルとして使用できるもの、まず使わないものなど…。
不用品の片付けを一人でしようと思ってもとてもじゃないけど、片付けなんてできませんよね。その為、本当に必要なもの以外はすべて不用品回収に出してしまうなどの大掃除を行なうのをおすすめします。
なかにはそのままにして介護施設に入居してしまい、ずっと空き家状態になってしまうケースも多発しています。介護施設は抽選なのですぐには決まらないかもしれませんし、年末年始の大掃除としてすべてを見直したいなんてご依頼もあります。
できるなら時間に余裕のある早いうちに片付けをしておくといざという時に慌てることもないので安心です。
息子・娘からの不用品回収を依頼される場合
急な入居などで実家に誰も住まなくなり空き家状態になると税金や掃除などの問題がでてきます。高齢化社会に伴い実家の片付けによるトラブルは年々多発しています。
そのままにしていると「固定資産税」もかかりますし、誰がその税金を支払うのか?など必ずトラブルの引き金になります。
こういった高齢者の空き家が増えていることで2015年に「空き家対策特別措置法」が施行され特定空き家になると所有者に勧告などの指導が行われるようになります。
その勧告を無視すると強制対処にまつわる費用を負担しなくてはいけなくなり、高額なお金がかかってしまうのです。また固定資産税はその年の1月1日時点での物件の所有者に対して課税されますので、できることなら年末年始のうちに片付けておきたいところです。
また取り壊さないにしても誰かに貸すなどの場合、家の中に余計な家具や家電が残っていると片付けが大変です。実家が空き家になった時点でできるだけ早く片付けを進めておくと選択肢も増えるのでおすすめです。
ただし息子さんや娘が家の片付けを行なう場合は所有者であるご両親の許可を取る必要があります。なかには実家の片付けを勝手にされるのが嫌な人もいますね。
家族との思い出もありますし、そのまま残しておきたいなんて場合もあり、ご家族なのでお互いに余計なトラブルにならないようにお互いに配慮した片付けができるのが一番です。
実家の片付けこそ年末年始に!
こういった実家の片付けは時間が取れる時でないとできません。
家の中の掃除も兼ねて全体を一度見直す機会にもなりますし、新年を迎えるまでに少しでも片付いていた方がいいですよね。
本当に大切で残して起きたいものはわけて置くなどできることからはじめましょう。まさか新年早々から大掃除をするなんて人もいないでしょう。福の神様を家にお招きする為にも、年末年始に片付けをして気分は晴れやかに新年を迎える為の準備をしましょう。
気にはなっているけど全然実家を放置していて気になっている…なんて人は、年末年始の帰省でご両親に事前に相談しておくのも一つの方法です。
こんな状態になった時はどうするのか?家は売るのか、残しておくのか?税金はどうするのか?など具体的な話をきちんとしておくといざというときに困ることもありません。
年末年始だからこそこういった日頃なかなか手を付けられないことも見直すいい機会だと思いましょう。
実家の片付け問題はお互いの思いもありなかなか進まないものです。でもずっとそのままにしておくわけにもいきませんし、あなたがいざ介護施設に入居し離れた時に息子や娘に負担をかけたい人はいないでしょう。
事前にどうするのか決めておくと安心です。どの業者に依頼するのか?費用はどうするのか?など…見直してみるとそういった話はしたことがないなんて人も多いでしょう。