粗大ごみの回収業者と行政サービスの違いとは
不用品回収業者と自治体の粗大ゴミ処分とどこが違うの?
不要品を処分してくれる所はは大きく2種類に分けられます。
利便性やコストパフォーマンスの面でそれぞれ特徴がありますので、自分にマッチした方を選ぶと良いと思います。
不用品回収業者は自治体と比べて便利です
1)処分できる品の種類が多い
自治体では、家電リサイクル法の対象である冷蔵庫やテレビ、エアコンなどは回収してもらえません。
一方で、回収業者はそれらの品目にも対応している他、ライターやバッテリーといった細かなものまで回収してもらえます。
引っ越しや大掃除では、ゴミの分別も一苦労です。 また、可燃物や不燃物、カン、ビンといった収集の日に合わせてしっかりとスケジュールを立てながら作業をしなければなりません。
回収業者に任せてしまえば、それらをまとめて引き取ってもらえるため作業もぐっと楽ちんになります。
2)運搬の手間がかからない
基本的に、自治体では処分品を玄関先、あるいは回収所まで自力で運ばなければなりません。
これは女性の方や一人暮らしの方、身体を悪くしている方にとっては大きなハードルですね。
部屋の中から運搬を始めてくれる業者なら、そのような心配はありません。
エアコンは解体作業から行ってくれますし、ドアを通せないピアノやタンスなどは吊り下げ搬出を行ってくれます。
3)日時指定の融通が効く
自治体では1週間前から予約しなければならなかったり、ひどい所では時間の指定すらできないこともあるようです。
また、土日の回収は基本的に行われていません。
業者では日時の指定が可能です。
また、場所によっては即日対応、土日祝祭日の回収、夜中の作業なども行ってくれるため、かなり使いやすいと思います。
自治体と違って業者のバリエーションが多いため、対応可のところを自分で探せる点も嬉しいポイントです。
業者のデメリットはコストパフォーマンス
1)料金システムが少し複雑
自治体では回収品目ごとに値段が決められており、単純に足し算していけば良いため管理がとても楽です。 回収業者ではそれにプラスして基本料金、解体作業や階段といったオプション料金などがあり、予想外の出費につながるリスクがあります。
2)ちょっと値段が高め
税金によって補われている自治体のサービスと違って値段が高めになります。 また、バラつきが大きいことも特徴の1つです。
ある場所では1,000円で引き取ってくれる一方で、別の場所では3,000円かかってしまうということも少なくありません。
より安い場所を探そうとすると、そこで大きな手間がかかってしまうかもしれません。
料金システムを知ってお得に利用するコツ
不用品回収業者の料金プランには、大きく分けて3パターンあります。
どこに依頼するかを価格で決めるためには、それぞれの違いをしっかりと理解しておく必要があります。
1)基本料金がかかるプラン
ほとんどの業者がとっている形態です。これとは別に、回収品ごとの料金とオプションが追加されます。
2)基本料金がかからないプラン
一部に見られる形態です。(1)と比べるとお得に見えるかもしれませんが、処分品の価格が高い、オプションが付加されやすいといったケースもあるため気をつけましょう。
3)パックプラン
「トラック1台乗せ放題」といったものです。 各種オプションも料金の中に含まれていることが多く、値段の管理がとても簡単になります。
一品ごとの処分と比べて割高になってしまわないかを比べて利用してみましょう。 不用品回収の業者は、時間に関わらず作業してもらえる、処分できるものの種類が多い、運搬に手間が要らないなど利便性の面で大きなメリットがあります。
その分価格がちょっと高めですが、各社の料金システムをしっかりと理解してより安いものを吟味すれば、財布に優しく利用できるはずです。