生涯独身のあなたにこそ、生前整理を習慣化させよう

結婚するかどうかも選択肢が増えている今、生涯独身のままがいいと考えている人もいるのではないでしょうか。おひとり様ならではの楽しみもたくさんありますし、仕事に打ち込みながら自分のペースで生活できる良さもあると思います。ただ、生涯独身のままだと決めている場合は、自分の生前整理についてもある程度習慣化させておくことも大切です。特別なことではなく、毎日の生活のなかでコツコツと積み上げることが重要です。

生涯独身であれば40代からの生前整理（終活）も考えよう

生涯独身で生きていく人も増えているなか、年齢を重ねたときの将来についても考えることがあるのではないでしょうか。例えば「自分用のマンションを購入した」なんて人もいるかもしれません。お気に入りの家具や家電に囲まれ、リラックスできる空間があるのはとても素敵なことですよね。

でももし自分に万が一のことがあったとき、そのマンションのなかにある家具や家電、日用品などの片付けは誰がするのでしょうか。一般的には両親や兄弟など近親者が遺品整理を行うことになります。あなたの年代によっても変わってくると思いますが、両親は高齢のケースもあると思います。

・部屋の片付けをどうしよう
・マンションなどの資産の相続は
・お墓や葬儀方法などの希望はあるか
・飼っているペットのこと（※いる場合）
・両親の住んでいる実家はどうしよう

などちょっと考えただけでもたくさん出てきます。人間は、いつどこで何があるかもわかりません。そうした将来につい手考えたときに、早い段階からの生前整理が必要です。どの年代から始めても早すぎることはありません。なかには30代で自分の将来のために生前整理を考え始める人もいます。置かれている環境は人それぞれですし、あなたができる範囲で進めておくことで、前向きな気持ちで年を重ねられるのではないでしょうか。

また両親との関係についても実家をどうしたいのか話しておくことは、とても大切です。もしかすると、将来一緒に生活することもあるかもしれません。親子だからこそ話す機会を作ることは、元気なうちにしかできない重要なことです。

生前整理を習慣化させることの大切さ

生前整理というと高齢になってからでもいいのでは？と考える人も多いと思います。イメージとして子供が巣立ってからの50代移行を連想させる人もいますよね。ただ、その年代から生前整理を始めようと思っても、体調が崩れてしまい思うようにいかないなど、疲れやすくなってしまい、若い頃のように新しいことを始めるのが億劫になってしまうこともあります。

必要なことだとわかっていても、つい後回しにしてしまうケースもあります。また、50代になるとちょうど両親の介護などの問題も出てきますし、意外とあっという間に時間が過ぎてしまいます。高齢になってから生前整理を始めるよりも、30代・40代には生前整理に向き合い、習慣化しておくことが大切です。

一気に片付けるよりも時間をかけて自分の財産や人生と向き合う時間はとても有意義なものです。習慣化させておくことで、「やらないと」と重い腰をあげることもなくなります。また、生前整理を通して「やってみたいこと」「挑戦してみたいこと」などの前向きな考えも出てくるかもしれません。人生は一度きりですし、後悔のない時間を使うためにも、生前整理について考えていきましょう。

40代の生前整理は身の回りの片付けから

40代で始める生前整理は、まずは身の回りにあるもののなかで「本当に必要なものか」を考える断捨離から始めるようにしてください。たくさんのものに囲まれていると、なくてはならないもののような気がしてしまいます。断捨離の視点で見直してみると、無駄なものや使わないもので溢れていることもあります。

40代からは、飾っていてドキドキ・ワクワクするようなものを長く大切に使ってみるのもいいと思います。若い頃とは価値観が変わることもありますので、そのときの自分にあった部屋に思い切って変えてみてもいいと思います。身の回りにあるものでいらないなと思えば、思い切って処分することも必要です。部屋のなかがすっきりとすると、気分も明るくなります。

ある程度スケジュールのようなものを作っておいてもいいと思います。40代は身の回りの整理、50代になったら書類関係の整理など無理なく進めて行くことで、将来の不安も解消されるはずです。生前整理はあなたの人生をより豊かにするために必要なことでもあるのです。40代から自分自身について見直してみませんか。

まとめ

生涯独身の人も増えていますし、自立した生き方もとても素敵なことです。それぞれの置かれている環境によって、必要な生前整理は変わります。まだまだ必要のないことだと思っていても、あっという間に時間は過ぎてしまいます。人生を豊かに生きるためにも、生前整理を通して今までを一度見直してみてもいいかもしれません。