終活で自宅不動産をどうするのか?売却して老後の資金にする人も
終活を考えたときに、一度今身の回りにあるものを見直し、より快適な生活を送ることを考える必要があります。そんな終活だからこそ、不動産を所有している人はどうするべきなのか、戸惑うケースも多いのではないでしょうか。特に今の親世代は持ち家の人も多く、このまま住み続けるのか、もしくは売却して老後資金にするのかなども考えると思います。不動産の終活についても一緒に考えていきましょう。
不動産が相続時にトラブルになることも多い
相続でよく聞くトラブルといえばやっぱり不動産だと思います。もし自分たちになにか会った場合に、持ち家はどうなるのかな?と考えることも少なくありません。例えば老人ホームに入居することになった、長期で病院に入院することになるなど、今まで通り家で住めなくなることも、十分に考えられます。
自分にもしものことがあったとき、子供がいる人は住むこともあるかもしれません。でも核家族化が進んでいるため、実家に戻らないケースだって考えられます。そうなると、そのまま空き家になってしまうケースも少なくありません。今は都心部でも空き家が社会問題になっています。住んでいる人がいなくても土地や建物などの固定資産税を負担しなくてはいけなくなります。維持するだけでもお金がかかるなど、なにかと問題も大きいのです。
空き家を何もせずに放置していれば、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性だってあります。不動産について考えたときに「誰も住まない可能性がある」のであれば、早めに見直すことも必要です。終活は、あなたの残りの人生を見直すことでもあり、不動産だって大切な資産だからこそそのままにはしておけません。
不動産の売却を考えたら、終活で不用品も見直そう
使う予定のない不動産を売却し、老後の資金にあてる人もいると思います。家を売却するのは何かと手順も多く考えることもたくさんあるからこそ、スケジュールを決めてしっかりと計画立てて進めていくようにしましょう。同時に部屋のなかにある、使わずに残っている不用品についても見直すようにしていきたいものです。何からはじめていいのか戸惑っている人は以下の内容から見直していくようにしてください。
・3年以上使っていないものはどのぐらいあるか?
昔はよく使っていたものでも、ここ3年ぐらい思い返したときに使って居ないものは処分を考えていいと思います。例えば子供がまだ実家に住んでいたときに一緒に使っていたものや、若い頃の思い出の品で状態が良くないものなど、部屋を見返してみるといろいろな物があると思います。長く使っていないものには必ず理由があります。
例えばライフスタイルの変化で使わなくなってしまった、新しいものを購入したもののもったいなくて捨てられない、ホコリが被っていて状態が悪いが捨てられないなど使わないものをそのままにしているといつまでも、捨てられず物で溢れかえった状態になってしまいます。
急に捨てるのはもったいないと考えてしまいますし、まずは思い出の品などを振り返ってみながら、使うかどうかを考えてみてください。捨てるかどうか迷ったときは思い切って家族に相談してみると、決断できることもあります。一人でなんでも決めようとしないことも大切です。
・洋服は必要最低限でもOK
家のなかの不用品で意外と多いのが洋服だと思います。流行り廃りもありますし、年齢によっても着られるものとそうでないものがあります。その点を考えるとずっと着ていない洋服を残していても着ないままになるケースがほとんどだと思います。
子供にあげるとしても、状態によっては難しいことも。洋服は年齢を重ねる度に見直しておくこと、必要最低限のものでも状態をよく維持できているほうが断然使いこなせると思います。無理に枚数を残しておかずに片付けるようにしていきましょう。
また、これらの不用品の処分で困ったときは不用品回収業者に相談するのも一つの方法です。ゴミを処分するのは簡単な話ではありません。分別して指定の日に持っていくなど考えただけでも嫌になってしまいますよね。そんなときは業者に依頼して、一括で片付けてしまう方法もあります。子供が手伝いに来てくれる予定なのであればその日に処分してしまえば、あとはゆっくりと片付けていくだけです。自分たちにとって無理なくできる方法を考えることも終活には必要なことです。
まとめ
終活では不動産に着いても考えていかなくてはいけません。終活はいつできなくなるかもわかりませんし、元気なうちに自分の将来のことを考え行動することで余裕を持った行動ができるようになります。早めに行動することで大切な資産を守ることにも繋がります。片付けをしようかまよっている人も、この機会に終活について考えてみるといいと思います。思っている以上にできることもたくさんありますよ。